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虫の知らせとは?意味・使い方|由来・類語|言い換え・語源も紹介!

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今回は「虫の知らせ」という一般用語について解説します!

「虫の知らせ」とは、悪い予感という意味の言葉です。

「虫の知らせ」だったな!みたいに使うよ!

虫の知らせ」は中国の三大宗教の一つ、道教の考えにある「三虫(さんちゅう)」が由来だそうです。

この記事では「虫のしらせ」という言葉の詳しい意味や発祥、使われ方などについても深掘りしています。

興味がある方は記事の続きへどうぞ!

目次

虫の知らせとは?意味は「悪い予感」

「虫の知らせ」の意味=悪い予感

虫の知らせとは悪い予感という意味の一般用語です。

なんとなく悪いことが起きそうな予感がして、実際に悪いことが起きると「虫の知らせ」だと言われるようです。

自分自身に起きる不幸なこと以外にも、身内や友達の悪い知らせも含まれます。

いつもは行わないことを行い、悪いことを未然に防いだことも「虫のしらせ」と言われます。

悪い予感がしても、実際に良くないことが起きたり、良くないことを回避できない限りは「虫の知らせ」とは言えないようです。

第六感とも言われる感覚器官を持たない、感知能力が働いて感じ取ったことが「虫の知らせ」と言われます。

テレパシーや予知能力も「虫のしらせ」の一つと言われ、人間の情報キャッチ能力とも言えます。

虫の知らせは悪い予感と「悪い」という言葉が意味に付くため、ネガティブな意味で使われます。

虫の知らせは第六感ってことなんだね!

虫の知らせの発祥や元ネタは三虫(さんちゅう)

「虫の知らせ」の元ネタ、発祥=三虫(さんちゅう)

虫の知らせは、人の体内に「三虫」(さんちゅう)」と呼ばれる三つの虫が住んでいると考えられた道教が由来と言われています。

道教は、中国の三大宗教の一つです。

三中は、上尸(じょうし)、中尸(ちゅうし)、下尸(げし)と言われ、それぞれ頭、お腹、脚に住んでいるそうです。

三虫は、三尸(さんし)とも言われます。

三虫は、人間に悪事を働かせるために、意識や感情を支配すると考えられているようです。

60日に1度巡ってくる庚申(こうしん)の日に、三虫は体外に出て、天に昇り、天帝(閻魔大王)にその人の悪行を報告するそうです。

三虫が悪行を報告すると、その人の寿命が縮むと言われているそうです。

意識、感情の支配が潜在意識や感情の動きを表し、悪行を報告することが主に悪い予感と表現されたことで「虫の知らせ」が生まれたようです。

「虫がいい」、「腹の虫がおさまらない」も同じ考えから表現されているそうです。

平安時代に日本に道教が伝わったと言われており、三虫を恐れ、徹夜をする「庚申待」という風習ができたとも言われています。

平安時代以降、「虫の知らせ」という表現が使われるようになったようです。

寿命が縮むことを恐れる気持ちも相まって広まったんだね。

虫の知らせの使い方・例文

「虫の知らせ」という言葉を使った例文を見ていきましょう。

使用例①

夢に久しく会ってない親戚の人が出てきたんだよね。

虫の知らせじゃないといいね。

使用例②

実家に電話しなきゃって思ったんだよね。虫の知らせかな?

お陰で「オレオレ詐欺」に引っかからなかったよ。

使用例③

寒気がしたんだけど。

お父さんが事故った電話。「虫の知らせ」だったんだね。

虫の知らせの類義語や対義語

虫の知らせの類義語と対義語についても見ていきましょう!

虫の知らせの類義語

虫の知らせの類義語としては下記のものがあります。

胸騒ぎ

心配ごとや悪い予感で不安がいっぱいになり、胸がドキドキすることを意味する言葉です。

何か胸騒ぎがする。

凶兆

良くないことが起こる前ぶれを意味する言葉です。

全てが凶兆に感じる。

第六感

五感以外の感知能力で、理屈では説明が難しいが、鋭く物事の本質をつかむ心の動きを意味する言葉です。

悪い予感以外の意味も持ちますが、感知能力と言う点で、類似していると言えます。

私、第六感が目覚めたみたい。

虫の知らせの対義語

虫の知らせの対義語としては下記のものがあります。

吉兆

めでたいことが起こる前ぶれを意味する言葉です。

これはきっと吉兆だ!絶対イイことあるはず!

幸先

良いことが起きる前兆、事を始めるときに当たって何かを感じさせる物事を意味する言葉です。

幸先がいいなぁ!嬉しい!

吉祥

良い兆し、めでたいこと、めでたいしるしを意味する言葉です。

それはきっと吉祥だね!

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