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杜撰とは?意味・由来|例文・類語|対義語・言い換え・使い方も紹介!

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今回は「杜撰(ずさん)」という言葉について解説します!

「杜撰」とは、物事について誤りが多い、いい加減という意味の言葉です。

「あの人の仕事は杜撰だ」みたいに使うよ!

この言葉は、中国王朝時代に存在した杜黙(ともく)という詩人が由来になっています。

この記事では「杜撰」という言葉の詳しい意味や発祥、使われ方などについても深掘りしています。

興味がある方は記事の続きへどうぞ!

目次

杜撰とは?意味は「誤りが多い、いい加減」

「杜撰」の意味=誤りが多い、いい加減

杜撰とは誤りが多い、いい加減、大雑把という意味で使われる言葉です。

また、出典が不確かな文章や詩文を書くこと、誤りが多い著作に対しても使われます。

この言葉は、一般的に使われていますがビジネスシーンで使われることが多いです。

その人の仕事ぶりや行動に対して、批判的な意味で使用するのでネガティブなニュアンスが強い言葉です。

また「杜撰な人」という言葉を目にすることがありますが、この言葉は人物に対して使うのではなく、その人の行動や言動に対して使う言葉ですので、誤った使い方をしないように注意してください。

杜撰は、いい加減な行動や言動に対して使われるんだね!

杜撰の語源や由来は「中国王朝時代の詩人杜黙」

「杜撰」の語源、由来=中国王朝時代の詩人「杜黙(ともく)」

「杜撰」の語源は、中国王朝時代に存在していた詩人の杜黙です。

杜撰の語源は「杜」は杜黙から「撰」は詩を作ることを指しています。

杜黙の作る詩や文章がその時代の定型詩の形式から大きく外れていて型破りだったため、当時はいい加減や誤りが多い詩だと批判を受けていました。宋代の王楙の「野客叢書」という百科事典によると、上述のような事から「杜撰」という言葉が生まれたといわれています。

最初は誤りの多い著作などに使われ、その後の現代では「いい加減」や「おおざっぱ」や「雑」などの意味合いで広く使用されるようになりました。

中国の故事から生まれた言葉なんだね!

杜撰の使い方・例文

「杜撰」という言葉を使った例文を見ていきましょう。

使用例①ニュースを見ての会話

あの会社、情報漏洩したってニュースで見たよ

見たよ!杜撰な管理体制だったらしいね

使用例②会社内でのトラブル

さっき○○会社から書類が来ないって連絡きたよ

担当○○さんだ!いつも仕事が杜撰だから困っちゃうな!

使用例③会社内で仕事について

あのプロジェクトの計画書どうなってる?

さっきあがったものが杜撰な出来だったので、作り直してます!

杜撰の類義語や対義語

杜撰の類義語と対義語についても見ていきましょう!

杜撰の類義語

杜撰の類義語としては下記のものがあります。

ぞんざい

いい加減に物事をすることを表します。

彼のぞんざいな仕事への取り組み方は、信頼を失うことにつながるかもね

粗雑

注意が行き届いておらず荒っぽいこと、乱暴に扱うことを表します。

○○さんが粗雑な扱いで荷物を運んだから、商品が破損してしまった

乱雑

乱れていて無秩序、整っていない状態を表します。

あの店舗の陳列は乱雑で、商品が見つけにくく買う気が起きなかったわ

杜撰の対義語

杜撰の対義語としては下記のものがあります。

丁寧

礼儀正しく、親切で思いやりのある態度や行動。人や物事に対して細やかな注意を払い、丁寧に取り扱うことを表します。

彼の丁寧な手紙には、心からの感謝の気持ちが伝わってきます

緻密

非常に細かくて入念なこと。細部まで注意深く考え抜かれ、十分な注意や努力が払われた状態を表します。

彼の緻密な計画は、プロジェクトの成功に重要な役割を果たしました

入念

非常に丁寧で細やかなこと。物事に取り組む際に隅々まで丁寧に注意を払い、不備や抜け漏れがないようにすることを表します。

入念に事前準備をして、プレゼンに挑みました!

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