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他山の石とは?意味・使い方|例文・由来|類語・対義語も紹介!

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今回は「他山の石」という言葉について解説します!

他山の石の読み方は「たざんのいし」

他人の間違いや劣った言行も、自分の知徳を磨く糧となるという意味の言葉です。

「他山の石として○○する」みたいに使うよ!

他山の石は、中国最古の詩集『詩経(しきょう)』に由来します。

この記事では「他山の石」という言葉の詳しい意味や由来、使われ方などについても深掘りしています。

興味がある方は記事の続きへどうぞ!

目次

他山の石とは?意味は「他人の間違いや劣った言行も、自分の知徳を磨く糧となる」

「他山の石」の意味=他人の間違いや劣った言行も、自分の知徳を磨く糧となる

他山の石とは他人の間違いや劣った言行も、自分の知徳を磨く糧となるという意味の言葉です。

他人の失敗から学ぶことができるという意味が込められています。

具体的には、他人の間違った経験や教訓を参考にし、自分の行動や選択に活かすことが大切だという教訓が含まれています。

これは、他者の間違った点を学び、自分の成長や改善に役立てることの重要性を教えています。

つまり、他人の誤った行いも自分の学びにしようってことなんだね!

中には、「他人の良い部分も自分のお手本になる」という、間違った意味として理解されることが多いですが、言葉の意味としては自分にとっての戒めや他人への皮肉な言葉でもあるので、使う際の注意も必要です。

マイナスなことでも自分のためになることは、吸収して上手に使えると人として成長することができそうだよね。
でも、人に使うときは悪口になりかねないので注意が必要だよ!

他山の石の由来や語源は「中国最古の詩集、『詩経(しきょう)』の一節」

「他山の石」の由来、語源=中国最古の詩集、『詩経(しきょう)』の一節

中国最古の詩集、『詩経(しきょう)』の一節から、「他山の石、以って玉を攻くべし(たざんのいし、もってたまをみがくべし)」が原文で、「他の山から出た質の悪い石でも、それを砥石に使えば自分の宝石を磨くために使える」ということ。

それが転じて、他人の過ちを学び、その石を自分の道に利用せよという意味になったのです。

中国の故事をもとにしてできた言葉で、故事成語なんだよ!

このことから「他山の石」は、他の国の古い言葉が由来となり、他者の誤った経験から学ぶことの有益さを示す言葉として広まりました。

故事成語には他にも、人生において学びとなる言葉がたくさん残されています。

他山の石の使い方・例文

「他山の石」という言葉を使った例文を見ていきましょう。

使用例①

A社が行った謝罪会見は批判が多かったね

多くの会社にとっての他山の石になるだろう

使用例②

Bさん、教科書を忘れたペナルティーとして廊下に立たされていたよ

Bさんの行動を他山の石としよう。

使用例③

さっき道路で交通違反の検挙をされている車がいたよ

他山の石として自分も気を付けよう。

他山の石の類義語や言い換え、対義語

他山の石の類義語と対義語についても見ていきましょう!

他山の石の類義語や言い換え

他山の石の類義語や言い換えとしては下記のものがあります。

人のふり見て我がふり直せ

他人の良い点や誤りを見て、それを自身の行動に活かすという意味が込められています。

良い行いも含まれているところが、「他山の石」と異なります。

クラスの友達が、テストの点数が悪くて怒られてたんだよ~!
あはは!(笑)

笑っている場合じゃないわよ。
人の振り見て我が振り直せっていうでしょ!

反面教師(はんめんきょうし)

「他人の悪いところを見て自分を戒める」という意味です。

「他山の石」では「他人の失敗」を教訓としますが、「反面教師」では「悪行・背く考えを持つ人」を教訓とします。

教訓とする部分が異なりますが、「反面教師」は皮肉的な言葉なのです。

すぐに怒鳴る父を反面教師にして、私は冷静で穏やかな人でいたい。

人を以て鑑と為す(ひとをもってかがみとなす)

「他人の行動を観察し、自らの行動や態度の鏡として学ぶ」という意味です。

良い点や誤りから教訓を得て、自分の振る舞いや判断を改善しようとする概念を表現している点が、「他山の石」とは異なるところです。

人を以て鑑と為すことで、人として成長したい。

他山の石の対義語

他山の石の対義語としては下記のものがあります。

爪の垢を煎じて飲む(つめのあかをせんじてのむ)

優れた人の垢を人格や品行を改善する薬として飲み、その人の細部まで注意深く学び取るという意味です。

うちの子にも、〇〇ちゃんの爪の垢を煎じて飲ませたいわ~。

薫陶を受ける(くんとうをうける)

人徳や品行の良い人に感銘を受け、自己が磨き上げられるという意味です。

家業を継ぎ、父から薫陶を受けた。

朱に交われば赤くなる(しゅにまじわればあかくなる)

人というのは関わる相手によって、善にも悪にもなるという意味です。

朱に交われば赤くなるのだから、悪い仲間とは早く縁を切るべき

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