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旋律とは?意味をわかりやすく|類語・言い換え|使い方・由来も紹介!

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今回は「旋律」という言葉について解説します!

早速ですが、「旋律」はメロディの和訳で、音の高低・長短・強弱によって生まれる音の流れのことです。

「このバンドは、ギターとベースの旋律が魅力的なんだよ!」みたいに使うよ!

音自体が感覚的なもののため、「旋律」=音の流れという説明だけでは、イメージがつかみにくいかもしれません。

この記事では「旋律」という言葉の詳しい意味や発祥、使われ方などについても深掘りしています。

興味がある方は記事の続きへどうぞ!

目次

旋律とは?意味は「音の流れ」

「旋律」の意味=音の流れ

旋律は、メロディ(melody、メロディーとも)の和訳で、音の高低・長短・強弱によって生まれる音の流れを意味する音楽用語です。

音楽を形作る旋律(メロディ)・律動(リズム)・和声(ハーモニー)は、「音楽の三要素」といわれています。

旋律(メロディ)は、複数の音が流れるようにつながって鳴っている状態のことです。

ただし、旋律になるには律動(リズム)が必要です。例えば、「ド」の音をただ鳴らすだけでは旋律にはなりません。

律動(リズム)は、さまざまな長さの音を組み合わせたパターンが周期的に続くことを意味します。例えば、「タータタ」と声に出すだけでは律動ではありませんが、それを繰り返すことで規則性が生まれ、律動になります。

和声(ハーモニー)は、二つ以上の音の重なりを意味します。例えば、同じ「ド」の音でも、「ミ」と一緒に鳴っているのと、「ラ」と一緒に鳴っているのでは、音の感じ方が違って聞こえます。

言葉だけではわかりづらいので、旋律の具体例を見てみましょう。

旋律(メロディ)の具体例

「ド」という音を闇雲に鳴らしているだけでは、旋律にはなりません。

隣の音や遠くの音を鳴らしたり、「ド」に戻ったりすることで、音同士につながりが生まれて旋律になります。

音楽を聞くときに、

  • 旋律:口ずさんだり、鼻歌を歌ったりできる
  • 律動:決まった長さやタイミングで音と音をつなぐ
  • 和声:音を重ねて曲の雰囲気を作る

と意識すると、イメージがつかみやすいかもしれません。

音楽を聞いたときの感覚(心地よい・うるさい、好きだ・嫌いだ)は人それぞれですが、旋律・律動・和声の三要素が上手く組み合わさったとき、長く親しまれる音楽が生まれるといえます。

「旋律」は、音楽に欠かせない要素の一つなんだね。

旋律の発祥や元ネタは「旋宮(せんきゅう)」

「旋律」の元ネタ、発祥=旋宮(せんきゅう)

「旋律」が、メロディ(melody)の和訳であることは前述しました。

しかし、明治時代に入ってきた西洋の音楽用語にあてはまる言葉が、当時の日本にはありませんでした。

そこで、中国の音楽用語である「旋宮(せんきゅう)」を参考に、音の高さを意味する「律」と、回転する・めぐるという意味を持つ「旋」を組み合わせ、「律を旋(めぐ)るもの=旋律」を考案したといわれています。

古代中国では、音律(音楽に使う音の高さの決まり)がさまざまな物の単位の基準になると考えられていました。

音律が不安定な国は滅びるとされ、歴代王朝は「律管」という笛を使って、精度の高い音律を定めることに力を注いできました。

「旋宮」は、周の時代(紀元前1046年頃から256年)に確立した十二律(じゅうにりつ・高さの異なる12の音)と七声(しちせい・曲中で使う7つの音を並べたもの)の組み合わせ方法を示したものです。

古代中国の宮廷音楽の多くが、十二律から音の高さ、七声から第1音(第1音によって第7音までの並びが決まる)を選ぶ「旋宮」によって作られたといわれています。

「旋律」から中国の歴史も学べたね!

旋律の使い方・例文

「旋律」という言葉を使った例文を見ていきましょう。

使用例①

初めてライブに来たけど、幅広い世代のファンがいるバンドだね。

このバンドは、ギターとベースの旋律が魅力的なんだよ!

使用例②

ヒット曲の条件って何だろう?

覚えやすくて耳に残る旋律じゃない?

使用例③

ピアノコンサートはどうだった?

美しい旋律に癒されたわ。

旋律の類義語や対義語

旋律の類義語についても見ていきましょう!

旋律の類義語

旋律の類義語としては下記のものがあります。

「ふし」と読みます。音の高低・長短・強弱の変化する境目という意味です。

この曲、歌詞がおもしろいですね。

次は節をつけて歌ってみましょう

調べ

音楽。調子の整った音色という意味です。

きょろきょろしてどうしたの?

今、きれいな琴の調べが聞こえなかった?

この辺りに琴の教室なんてあったかな?

旋律の対義語

旋律の対義語はありません。

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