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未曾有とは?意味・例文|使い方・類語|由来・言い換え・語源も紹介!

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今回は「未曾有(みぞう)」という言葉について解説します!

「未曾有」とは、「今までに一度もなかった」「非常に珍しい」という意味の言葉です。

「未曾有の事態になっています」みたいに使うよ!

「未曾有」という言葉のルーツは、古代インドの仏教にあるとされています。

この記事では「未曾有」という言葉の詳しい意味や由来、使われ方などについても深掘りしています。

興味がある方は記事の続きへどうぞ!

目次

未曾有とは?意味は「今までに一度もなかった」「非常に珍しい」

「未曾有」の意味=「今までに一度もなかった」「非常に珍しい」

未曾有とは「今までに一度もなかった」「非常に珍しい」という意味の言葉です。

「未曾有」という言葉は、大災害が起こった時などに、よくニュースで耳にするのではないでしょうか。

「未曾有」という言葉の意味自体にはネガティブなイメージはないのですが、実際にはネガティブなイメージを表現する時に使われています

「未曾有」の類義語には、「空前絶後」や「前代未聞」「未だかつてない」などがあります。

「未曾有」という言葉は、時に「未曽有」と表記されることもあります。

「曽」の旧字体が「曾」で、「曾」は常用漢字ではないため、2つの表記があるのです。

よって、漢字の違いによる読み方の違いや意味の違いはありません

大災害の時によく聞く言葉だからネガティブなイメージがあったんだね

未曾有の由来や語源は「古代インド」

「未曾有」の由来、語源=「古代インドの言語 サンスクリット語」

「未曾有」の語源は、古代インドの言語であるサンスクリット語の”奇跡”を表す「adbhuta(アドゥブタ)」の訳語です。

仏教が中国に伝来した時、「adbhuta(アドゥブタ)」を三蔵法師が「未曾有」と翻訳したことが始まりとされています。

三蔵法師というと日本では西遊記を思い浮かべますが、三蔵法師は仏教の三蔵に精通した僧侶を尊敬の念を持って呼ぶ時の総称です。

そのため、西遊記に登場する三蔵法師(玄奘三蔵)が翻訳した言葉というわけではありません

仏教由来の言葉だったんだね!

未曾有の使い方・例文

「未曾有」という言葉を使った例文を見ていきましょう。

日常的に使うことは難しい言葉なので、主にニュースで読み上げる文章として例文を紹介していきます。

使用例①

未知の感染症が蔓延し、世界は未曾有の大混乱に陥っています。

使用例②

現在、〇〇地検特捜部は国会議員の未曾有の不祥事について捜査を進めています。

使用例③

超大型台風の接近により、未曾有の災害が想定されますので、十分にご注意ください。

未曾有の類義語や言い換え、対義語

未曾有の類義語と対義語についても見ていきましょう!

未曾有の類義語や言い換え

未曾有の類義語や言い換えとしては下記のものがあります。

空前絶後

未知の感染症が蔓延し、世界は空前絶後の大混乱に陥っています。

前代未聞

現在、〇〇地検特捜部は国会議員の前代未聞の不祥事について捜査を進めています。

未だかつてない

超大型台風の接近により、未だかつてないの災害が想定されますので、十分にご注意ください。

未曾有の対義語

厳密には「未曾有」の対義語はありません。

未曾有を非日常と解釈をして、対義語を言うならば「通常」「日常」「普段」といった言葉があげられるでしょう。

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