完凸とは？意味・発祥や元ネタ｜使い方・例文｜類義語・対義語も解説

今回は「完凸」という言葉の意味について解説します！

「完凸」とは、ゲームなどでよく使用され、設定された限界突破を全て解放した状態を意味する言葉です。

完凸という言葉の発祥については諸説ありますが、オンラインゲームやインターネットコミュニティの中で「限突（げんとつ）」や「突る（とつる）」という言葉が生まれ、のちに「突」が「凸」に変換されて一般的になったと言われています。

この記事では「完凸」という言葉の詳しい意味や発祥、使われ方などについても深掘りしています。

興味がある方は記事の続きへどうぞ！

完凸とは？意味は「限界突破の回数が上限に達すること」

「完凸」の意味＝限界突破の回数が上限に達すること

ソーシャルゲームなどでは、キャラクターや武器の本来の上限とされる、ステータスが決められています。その上限に達したとき、様々な条件をクリアして最大レベルの上限を上げることを「限界突破」と言います。

この限界突破は無限にできるわけではなく、回数が設定されているのですが、用意された限界突破を全て解放した状態のことを、完全突破、いわゆる「完突」と言うのです。

この「突」が「凸」に変換され、一般的になったことから、現在では「完凸」と表現されるようになりました。

完凸の発祥や元ネタは「電凸」

「完凸」の元ネタ、発祥＝電凸する

そもそも、「突る」「凸る」という言葉は、どこから生まれたのでしょうか。

「凸る」の直接的な由来となっている「突る」には「相手をつく」という意味があり、「突き出る」「突き当たる」といったように、攻撃的要素の強い言葉となっています。相手に飛び込んでいくというイメージですね。そんな「突る」という言葉が生まれたのは、2ちゃんねる（現在の5ちゃんねる）だと言われています。

2ちゃんねると言えば、表には出せないような本音トークや、キレのあるコメントが面白いですよね。そんな2ちゃんねるで、2004年9月に「電話突撃隊出張依頼所」というスレッドが立てられ、マスコミやメディアに直接電話をかけて気になることを聞き出したり、クレームを入れたりしていました。この「電話による突撃取材」が省略されて、「電突」という言葉が生まれ、次第に「電凸」という表現に変換されていったのです。

現在では、「電凸」という言葉から「電」の字が取れ、「凸る」と表現されるようになりました。そして、電話攻撃にとどまらず幅広い場面で使用されています。しかしどの場面においても、「限界に突撃して突破する＝完凸」「アイドルに突撃する＝リア凸」など、何かの対象に突撃するという意味合いは同じです。

完凸の使い方・例文

「完凸」という言葉を使った例文を見ていきましょう。

使用例①　ゲームの世界で一般的に使われる表現です

使用例②　場合によっては、サラリーマンの日常会話でも使えます

使用例③　完凸を目指して熱中するあまり、つい時間を忘れてしまうことも

完凸の類義語や対義語

完凸の類義語と対義語についても見ていきましょう！

完凸の類義語

完凸の類義語としては下記のものがあります。

限凸

たとえば、上限Lv.50のキャラクターを限界突破させて、レベルの上限をLv.60に引き上げるという場合に使われます。

1凸

1回目の限界突破をしたことを意味します。2回目の限界突破は「2凸」というように、回数によって数字が変わります。

カンスト

和製英語である「カウンターストップ」の略語です。例えば、キャラクターの上限Lv.に達し、それ以上のLv.に上がることが出来ない状態などで使用されます。また、感情表現として使用されることもあります。

完凸の対義語

完凸の対義語としては下記のものがあります。

無凸

まだ一度も限界突破していないことを意味します。

凸止め

限界突破を途中でやめることを意味します。