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牛耳るとは?意味・言い換え|語源・例文|由来・言い換えも紹介!

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今回は「牛耳る」という言葉について解説します!

「牛耳る」とは、「団体や組織を自分の思いのまま動かす」という意味の言葉です。

「会社を牛耳る」みたいに使うよ!

古代中国で盟約を結ぶとき、諸侯が牛の耳を切り、血を啜り合ったことから生まれた言葉だといわれています。

この記事では「牛耳る」という言葉の詳しい意味や発祥、使われ方などについても深掘りしています。

興味がある方は記事の続きへどうぞ!

目次

牛耳る」とは?意味は「団体や組織を自分の思いのまま動かす」

「牛耳る」の意味=「団体や組織を自分の思いのまま動かす」

「牛耳る」とは「団体や組織を自分の思いのまま動かす」という意味の言葉です。

「牛耳を執る」という言葉からの転じたものです。

組織の長に対して批判的な意識がある際や、誰かに極端に権力が集中している際に使用することが多い言葉です。

そのため、ネガティブなイメージを持たれやすい言葉でもあります。

組織に影響力のある中心人物に対して使う言葉なんだね!

「牛耳る」の発祥は、古代中国の盟約の方法から

「牛耳る」の発祥=古代中国で盟約を結ぶとき、諸侯が牛の耳を切り、血を啜り合ったことから

「牛耳る」は中国の故事から生まれた言葉です。

古代中国では、諸侯が盟約を結ぶ際に、生贄の牛の耳を切り、盟主たちがその血を啜り合う儀式をしました。

そのとき、牛の耳を最初に切る人が長という立場になり、血を啜ります。

つまりその行為をすることで、自身の立場や権力を周囲に誇示することができたのです。

このことから、「牛耳を執る」という言葉が誕生します。

呉の王だった夫差(ふさ)という人物と、晋の王の定公(ていこう)が、血をすする順序を争ったことが有名です。

古い中国の出来事から生まれた言葉なんだね!

「牛耳る」の使い方・例文

「牛耳る」という言葉を使った例文を見ていきましょう。

使用例①

最近の生徒会の様子はどうだい?

生徒会長が牛耳ってて大変なんですよ……。

使用例②

なんで俺の言うことが聞けないんだ!

そんなに牛耳ってばかりでは、皆ついていけませんよ。

使用例③

君の会社は自主性が強くて良いね。

ええ、誰か一人が牛耳るという時代は終わりましたよ! 個人個人が動いていかないと!

牛耳る」の類義語や対義語

「牛耳る」の類義語と対義語についても見ていきましょう!

「牛耳る」の類義語

「牛耳る」の類義語としては下記のものがあります。

支配する

「支配する」とは、何かを自身の勢力下とし、意のままに動かせる状態に置くことです。

なんで俺の言うことが聞けないんだ!

上の人が支配しているだけでは、皆ついていけませんよ。

君臨する

「君臨する」とは、絶対的な権力を持った人が他を圧倒することです。

また、君主が国家を統治するという意味もあります。

最近の生徒会の様子はどうだい?

生徒会長が君臨していて大変なんですよ……。

「牛耳る」の対義語

「牛耳る」の対義語としては下記のものがあります。

従属する

「従属する」とは、強い人物に付き従うという意味の言葉です。

君の会社は自主性があまりないね。

ええ! でもデキる社長に、皆で従属しているので案外上手くいっています!

呉越同舟

「呉越同舟」とは、不仲の人物たちや敵味方が、同じ場所・境遇にいることです。

また、不仲の者同士でも同じ苦難に遭ったり、利害の一致があれば、協力することのたとえです。

なんで俺の言うことが聞けないんだ!

そんなこと言わないで、呉越同舟で協力して頑張りましょうよ。

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