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縁の下の力持ちとは?意味・言い換え|例文・類語|使い方・由来も紹介!

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今回は「縁の下の力持ち(えんのしたのちからもち)」という言葉について解説します!

「縁の下の力持ち」とは、陰で苦労や努力をして、他人を支えることや人という意味の言葉です。

「この企画では縁の下の力持ちになれるように頑張ります!」みたいに使うよ!

大阪の四天王寺で行われた経供養という法要で披露された舞楽である「椽の下の舞」に由来するとされています。

この記事では「縁の下の力持ち」という言葉の詳しい意味や由来、使われ方などについても深掘りしています。

興味がある方は記事の続きへどうぞ!

目次

縁の下の力持ちとは?意味は「苦労や努力をして、他人を支えることや人」

「縁の下の力持ち」の意味=陰で苦労や努力をして、他人を支えることや人のたとえ

縁の下の力持ちとは見えないところで苦労や努力をして、他人を支えることや人という意味の言葉です。

また、そういった人を称賛するポジティブな表現として用いられています。

このポジティブな意味で使用される「縁の下の力持ち」。意外なことに、もともとネガティブな意味として使われていたというから驚きです。明治、大正の時代までは他人のために苦労しても報われないことや人を指す言葉として否定的に捉えられていたようです。その理由はこの「力持ち」。当時、重い石などを持ちあげて種々の技を見せる「力持ち」という芸があったそうです。この芸が演じられなくなってから、「縁の下の力持ち」の意味が現代において徐々に変化してきたと考えられています。

このように言葉の意味が悪いほうから良いほうへ変化していくなんて面白いですね!

陰で周りを支える努力家ってことなんだね!

縁の下の力持ちの由来や語源は「大阪の四天王寺で行われた椽(えん)の下の舞」

「縁の下の力持ち」の由来、語源=大阪の四天王寺で奉納として行われる舞楽の「椽の下の舞」

大阪の四天王寺の経供養で披露されていた「椽の下の舞」が語源とされているようです。

経供養とは日本にお経が伝来したことを記念して行われた舞楽法要のことで、毎年太子殿の椽つまり軒先で舞楽が奉納されていたそうです。しかし、この経供養は昭和初期頃までは公衆に非公開だったため、無観客で行われていたようです。

披露する観客がいなくても舞い手は練習を惜しまず努力を重ねたことから、陰ながら努力することを「縁の下の力持ち」を表現するようになったとされています。

また、「椽」の文字は時代とともに「縁」に変容していったようです。

ちなみに、現代でもこの経供養は行われているそうですよ。

お寺の行事から出来た言葉なんだね

縁の下の力持ちの使い方・例文

「縁の下の力持ち」という言葉を使った例文を見ていきましょう。

使用例①

このプロジェクトの成功は君の功績だ!

ありがとうございます。でも、チームの皆さんが縁の下の力持ちとなって支えてくれたお陰です。

使用例②

私は表に立つのが苦手で、みんなをまとめるリーダーシップがある人に憧れるよ。

あなたは必要なことを率先して行える縁の下の力持ちのような人よ。自信を持って。

使用例③

家族のために毎日懸命に働いているお父さんは立派ね!

ありがとう。君が縁の下の力持ちとなって家族を支えてくれているから安心して子供たちを任せられるよ!

縁の下の力持ちの類義語や言い換え、対義語

縁の下の力持ちの類義語と対義語についても見ていきましょう!

縁の下の力持ちの類義語や言い換え

縁の下の力持ちの類義語や言い換えとしては下記のものがあります。

陰の立役者

物事を達成するために裏で支えている人を指します。

今回のプロジェクトの陰の立役者はチームの皆さんです。

名脇役

主役を引き立てながらも、主役以上の存在感をも感じさせる人。また、組織の円滑な運営になくてはならない人。

あなたは痛いところに手が届く、名脇役のような人よ!

内助の功

陰ながら援助する身内の功績。特に夫の活躍を支える妻の働きのことを指します。

僕が外で頑張れるのは君の内助の功あってこそだよ。

縁の下の力持ちの対義語

縁の下の力持ちの対義語としては下記のものがあります。

花形

他人から注目されるような、華やかで人気のある人や事象を意味します。

今回の花形は僕でしたが、チームの皆さんのお陰です。

主役

物事において主要な役割や役目の人や事象を指します。

あなたの活躍は主役にも引けを取らないわ。

舵取り役

物事の中心となり、大勢の先頭に立って物事を引導する人を指します。

我が家の舵取り役は僕ではなく君だよ。

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